海岸付近にみられる階段状の地形。海成段丘ともいう。
形成過程
地盤の隆起や海水面の低下し、海底の平坦面が離水することで形成される。
段丘面はかつての波食棚で、古い段丘面ほど高い(海岸線から遠い)ところに位置する。
段丘面と段丘面との間の段丘崖は、かつての海食崖にあたる。
海岸段丘の例
- 三陸海岸北部
- 房総半島南部
- 佐渡島外海府海岸北部
- 越前海岸近辺
- 室戸岬近辺
- 宮崎県児湯地域の沿岸部
- 鹿児島県喜界島の百之台及び近辺
参考文献
宮路秀作 2019, 『目からウロコの なるほど地理講義 系統地理編』学研プラス.
地理用語研究会 2019, 『地理用語集 A・B共用 第2版』山川出版社.