ギリシア神話に登場する水の神である。天空神ウラノスと大地の女神ガイアの子で、ティタン神族の一人とされている。
オケアノスは、平板な円形の大地を取り巻いて流れる大河または大洋と考えられ、地下を通じて世界のすべての河川や泉とつながっていた。つまり、海そのものを意味している。しかし、古代人の地理的知識が進歩すると、オケアノスの名は次第に大西洋のみをさすようになる。そして、妻のテテュスとの間に、すべての河川と3000人の娘たち(オケアニデス)をもうけた。また、ローマにある真実の口のモデルではないかとも噂されている。
藍尚禮、他(1994)『日本大百科全書』,小学館.
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Wikipedia,「オーケアノス」,2021,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%B9 ,(2021年6月28日閲覧)