ホメロス(Homeros)

ホメロス(生没年不詳)は、文献で確認できる最初の地理学者で、紀元前8世紀頃のアオイドス(吟遊詩人)とも言われている。

『イリアス』と『オデュッセイア』の作者

ホメロスは、古代ギリシア文学を代表する二大英雄叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』の作者である。本名はメレンゲネスであったが、盲目になったことによって、目の不自由な人という意味を持つホメロスという名前で呼ばれるようになる。やがて、イオニアをはじめとして、ギリシアの地でも有名になった。そして、エーゲ海に浮かぶキオス島で妻子をもうけ、アテネへと向かう途中、キクラデス諸島のイオス島で息を引き取ったと言い伝えられている。また、自身に恩を授けてくれた人や土地を忘れることはなく、作品にその姿を残したとされている。

参考文献

世界の歴史まっぷ,「ホメロス」,2021,https://sekainorekisi.com/glossary/%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%82%B9/,(2021年6月21日閲覧)