大気による圧力のこと。
通常、その場所の気圧というと、単位面積に受ける地表での圧力を示し、単位面積を底面積とした大気上端までの垂直気柱の重さに相当する。
上方までの空気の重みを示す圧力であることから、高所へ行くほど減少する。
単位は以前よりミリバール(mb)を使用していたが、1984年よりヘクトパスカル（hPa）が使用されている。1ミリバールは1ヘクトパスカルに等しく、気圧の値そのものは変わらない。
国際基本単位系ではPa（パスカル）を使い、1hPa = 100Paである。
1013hPaを標準大気とする。
気体の圧力は、体積と温度との関係が成り立ち、温度一定の下で気体の体積が増えると圧力は減少し、体積一定の下で気体を温めると、気圧は温度に比例して上昇する。
以上の関係はボイルの法則（\(pV=一定\)）、シャルルの法則（\(V/T=一定\)）、ボイル＝シャルルの法則（\(pV/T=一定\)）により示される。
（p:圧力、V：体積、T：絶対温度）
